学校概要
岡山大安寺中等教育学校は、平成22年4月に開校した岡山県下初の中等教育学校です。岡山大安寺高等学校を母体として設置された本校は、同高等学校の「師弟同行」の精神を受け継ぎ、 一層発展させたいとの思いから、「岡山大安寺」の名称を引き継ぎ、校名としています。
中等教育学校とは
6年間を見通した系統的な学習が一層可能になる新しい形態の学校です。前期課程に入学した生徒が全員、後期課程に進んでいきます。後期課程への外部からの入学はありません。
由来
岡山大安寺の由来
岡山大安寺の名は、創建のこの地が、往時、大和大安寺の寺領「大安寺の荘」であったことにちなんで名づけられたものです。
そのかみ、聖徳太子発願の熊凝(くまごり)精舎に端を発し、南都随一とうたわれた大安寺は、鎮護国家の最初の官寺で あるとともに諸宗研究の一大中心となった学林でもあり、いわば当時の最高学府、総合大学として、多くの人材を輩出し た名刹でありました。そして、本校創建のこの地は、その大安寺の寺領として、大和文化と吉備文化という二大文化の交流の接点となった場所と考えられます。それ故、岡山大安寺の名には、古代文化の開拓者としての先人の偉業を追慕するとともに、太子の和の精神のもとに、学問研究の道場たらしめんとの理想と悲願がこめられています。
校章の由来
本校の母体となった岡山大安寺高等学校の校章は、桜をモチーフにしています。春光に映える桜花の明るさ、さやけさは、そのまま学園にみなぎる雰囲気でありたいとの思いからです。桜花の五弁は、校名頭字の「大」を表わしています。そして、上下左右にひろがる花弁に、自主独立の気概、積極進取の抱負、気宇広大の面目を象徴させています。
本校は岡山大安寺高等学校の「師弟同行」の精神を受け継ぎ、一層発展させたいとの思いから、校章も基本のモチーフである桜を引き継ぎ、その中に「大安寺」のアルファベットの頭文字「D」をデザイ ン化して取り込み、校章としています。
校歌
一、
矢坂の緑こまやかに
笹が瀬の水遠白く
白鷺あそぶ野路遙か
ああ 大安寺ここにして
命の春の六年鍛へん
二、
飛鳥の里に栄えたる
古き御寺の田荘の
ゆかりも深きこの野辺に
ああ 友情の花かをり
久遠の宝庫ともに開かん
三、
紫紺の旗をひるがへし
歴史の朝に出で立てば
夢豊かなる旅路かな
ああ 師よ友よ手をとりて
不滅の伝統ここに築かん